かれこれ20年以上、デザイナーを続けてきました
はじめまして。siestaといいます。
WEBやグラフィックのデザイナーです。
途中何度か辞めそうになったり、嘆いたり、立ち止まったりしながらも、なんやかんやで20年以上デザインに携わっています。
キャリアの始まりは、DTPの制作会社でした。
基礎も実績もない状態で何とか業界に潜り込み、師匠に怒鳴られながら(手はあげられてないですよ💦)数年間デザインを学んだ後、数社WEB制作会社を経て、その後は事業会社でWEBやDTPのデザイナーをしています。
制作会社よりも事業会社の方が自分には水に合っているといいますか。
加えて、キャリアの大部分が非正規(派遣や契約社員)です。
正社員で勤めた期間は結構少ないです(という訳で、あまりボーナスもらう機会は少なかった;)
「楽しい」というより、歯を食いしばってきたデザイナー生活
クリエイティブの世界というのは、非常にクセの強い人たちが集まっています。
私を知っている人からすると、「あんたもそうでしょ」とか言われそうですが😅
足の引っ張り合い、周りを貶めることで自分を成り立たせようとする人、自分の好きな事しかしようとしない人etc…
「デザイナーをやってて、良かったことは何ですか?」なんてたまに訊かれたりするのですが、正直すぐには思いつかず。。。
一見、質の高い制作物を目指して業務を行うのがデザイナーの仕事、というイメージかもしれません。
でも実際は、周りの人たちとの関わりで、神経の大半を削られてしまう日々です(「そんなことはない」というデザイナーの方もいるかもですが)。
- 謎のカースト制度を持ち出してマウントをとるディレクター
→ 「ディレクター」というだけで何故か偉くなれるらしい - 同僚のデザインを只々貶し続けるデザイナー
→ 問い詰めても、具体的な問題点は挙げらず、適当にはぐらかす - 「もっと向いている仕事探したほうがいいよ」なんて言ってきた上司
→ テメーもたいてい、大概だったりする
私の場合、上記に加えて「夢はいつまでも持っていてね」と言ってきた元プロや、「もっとまともな仕事に就け」と騒ぎ立てた両親との戦いでもありました。
こんなわけで、決して楽しく仕事をしてきたというのではなく、どちらかと言えば歯を食いしばってデザインしてきた感覚なのです。
良い人たちとの出会いが、自分を成長させた
上記のように書いてきますと、デザイナーという仕事にあまり良い印象を持たれないかもしれません。
しかし、自分がこうして仕事を続けてきたのには、やはり人との出会いが一番大きいと感じているのも事実です。
人が成長するには、節目節目でキーになる人との出会いがあるように思います。
- デザインの世界への扉を開いてくれた最初のデザイン事務所の社長
- 「責任はとるから任せろ」と、常に前に立ってくれたリーダー
- 日々の制作物で、しのぎを削ったライバルたち
- 「siestaさん借ります」と、食事に連れ出してくれたクライアント
彼らから掛けてもらえた言葉や、一緒に頑張った時間。
それらが今の私を形作ってくれる、欠けがたい「糧」なのです。
これからの人たち、そして、立ち止まっている人たちへ
「WEBデザイナーになりたい」「WEBデザインをやってみたい」と、
考えている人は多いかと思います。
専業で目指している方もいれば、副業でやってみようと思っている方、あるいは定年後のセカンドキャリアとして考えている方もいるでしょう。
はたまた、一旦はプロになったけれど、残業が多くて体を壊したり、会社での人間関係が上手くいかず、迷ったり立ち止まってしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
自分はテレビやネットの記事などで紹介されるような有名なデザイナーではないです。
どちらかと言えば「その他大勢」に属する存在ですし、そんなにスキルも高くない。
でもそんな自分でも、仕事に関するアドバイスや、再び歩き出せるヒントを少しは皆さんに提示できるとは考えています。
そんな、「事業会社で働く、無名の派遣WEBデザイナーのブログ」ですが、もしよろしければお付き合いいただければと存じます。
siesta