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ひと休みして、また歩き出そう

WEBデザイナーですが、ほとんど残業なしです ~ クリエイティブを求めて街に出よう

自分が納得できない残業はしたくない

WEBデザイナーって、残業が多そうなのが心配なのですが…」

 

WEBデザイナーを目指して、勉強中や就活中の人たちからよく訊かれることがあります。

 

毎日のように深夜までの残業が原因で、体を壊したり、メンタルを病んでしまわないか。

 

私自身、WEBデザイナーを目指していた頃、そんな不安を抱きつつ勉強をしていたものです。

 

確かに「クリエイティブ業界」というのは、夜遅くまで働く、あるいは徹夜続きといった印象があるのは確かでしょう。

 

働き方改革」といった風潮もある昨今、クリエイターのワークスタイルも少しずつ変容してきているのかもしれませんが、まあ変わらない会社は変わらないでいるのかもしれません。

 

私にも、非常に残業が多かった時期があります。

 

これまで数社の制作会社に在籍しましたが、その内のある一社が非常に苦痛でした。

 

平日ずっと23時半頃まで、残業を「押し付けてくる」会社でした。

 

「何となくパッとしない」などと言って際限なく修正を出したり、「時間があるから」と言っては業務を増やしてくる会社だったので非常に不満が溜まった記憶があります。

 

残業には、「耐えられる残業」と「耐えられない残業」があると考えているのですが、上記は明らかに後者。

 

「少しでも時間がある限り、良い成果物を目指して頑張る。siesta君もその方が、良いよね?」などと言ってくる社長にも共感できず、さっさと退職させていただきました😅

 

自分が想いを掛けたいと思わない人や制作物に、時間なんか割きたくない

 

PCの前で作業している以上に、もっとクリエイティブとして大切なことがある。

 

「旨いもん食べに行きたい」「映画観たい」「夜の街をフラフラしたい」w

 

やらされ残業をやる位なら、そうした事に時間を宛てたい。

 

そうした経緯もあり、できるだけ残業の少ないワークスタイルを選ぶようになったのです。

 

WEBデザイナーで残業を少なくする働き方

WEBデザイナー長時間労働になってしまいがちなのは、「制作会社で正社員」というのが最たるケースだと考えています。

 

要は、この「制作会社」「正社員」から、できるだけ離れたワークスタイルを選ぶことがキーとなってきます。

 

事業会社で勤務する

制作会社のデザイナーより、事業会社でのデザイナー(インハウスデザイナー)の方が残業が少ない傾向にあります。

 

かくいう私も約15年以上、事業会社でデザイン業務に携わっており、制作会社で働くのとはまた違った充実感を得ています

 

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事業会社は「制作する」のが仕事ではなく、「制作した物を使って稼ぐ」仕事です。

 

遅い時間まで掛かって、何が何でも高い完成度の成果物を作るというような働き方は、そこまで望まれていません。

 

「WEBサイトのリニューアル」といったような業務をする事もおそらく稀でしょう(そうした業務は、外部の制作会社に発注する)。
したがって、ローンチ前の徹夜なども無縁であると思います。

 

派遣デザイナーという選択

派遣社員は正社員よりずっと時間的に拘束されません。

 

残業が発生する場合もありますが、残業代がしっかりと計算されて支給されますので、場合によっては「みなし残業代込」の正社員より高い給与になるケースもあるでしょう。

 

正社員より簡単な業務をアサインされるケースはありますが、チームのメンバー構成によっては、社員と同等あるいはそれ以外のスキルを求められる事もあります。

 

正社員がディレクター集団で、デザイン業務は派遣社員に任せられている、といった職場も存在します。

 

デザインスキルの良し悪しは、正社員か派遣社員かなんて関係ありません。「派遣だから」なんて自分で枠を狭めないで、どんどん活躍することだって可能です。

 

会社の「やりがい搾取」に潰されないために

以前働いていたデザイン事務所で、WEBサイトの構築業務を担当した時だったでしょうか。

 

時間外労働(残業+土日出勤)が月180時間になった事があります💦

 

ただ、自分の判断で動けていた事、日々出来上がるページと共に自分の成長を感じられていたという想いがあったのでしょう。

 

当時まだ若かったのもあり、さほど苦にはならなかったです(でも「もう一回やれ」と言われたら断ると思う😅)。

 

冒頭で触れました「残業を押し付けてくる」会社とは、疲れ方が格段に違っていました。

 

こうした業務に対する想いというのが、残業に耐えられるか否かのファクターになることもあるというのも事実でしょう。

 

しかしながら、「やりたい事をやっていれば疲れない」というのとも、また違うと考えています。

 

体力的な面において、個々人に差異があるのは当然です。

 

加えて、別に毎晩遅くまで仕事したからって、必ず良い制作物になるという訳でもないでしょう。

 

「とてもクリエイティブな能力を持っていたが、体力面で恵まれず、過重な労働で潰れてしまった」というような人が、これまでの時代の中で、もしかしたらいたかもしれない。

 

今日の「働き方改革」や、多様なワークスタイルの実現で、もっと自信のクリエイティブを発揮できる時代が来ると良い、なんて考えたりしています(商売敵が増えるけど😅)。

 

 

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